本当にテニス選手に足りないのは心肺機能トレーニングか?

こんにちは、テニスパフォーマンスディレクターの陣内です。

テニス選手やテニス指導者がよく口にするのが、「持久力をもっとつけなきゃいけない」「まだまだ走り込みが足りない」「疲れないく身体にするためには、もっと走り込みが必要」などといった足りていないのが持久力であり、心肺機能のトレーニングをもっと必要だという考えになります。

持久力や心肺機能トレーニングを考える前に

持久力や心肺機能トレーニングがまだ足りていないのかもしれませんが、犯人を特定する前に他にも多くの大事なことを検討しておく必要があります。

テニスパフォーマンスディレクターとして、選手や指導者が上記のことを相談された場合にはまず下記のことを確認させて頂いています。

  • リカバリー戦略
  • パフォーマンス戦略
  • 認知戦略

上記の3つにカテゴリー分けしていますので1つずつ説明していきます。

リカバリー戦略

今、選手自身が持っているパフォーマンスを発揮するためには、まずリカバリーがしっかりと出来ているかを確認することが大切です。

能力を持っていたとしても疲労が蓄積されている状態では、100%の力を発揮することができないのは当たり前です。

このような場合には、蓄積された疲労を回復することが大切になります。

このような場合に、持久力が足りないと判断して、心肺機能トレーニングをしてしまうと、トレーニング効果を期待できないだけではなく、オーバートレーニングや怪我をしてしまう可能性を高めてしまう恐れがあります。

また、肉体的な疲労だけではなく、精神的な疲労も忘れてはいけません。

試合や大会へのプレッシャーとどのように向かい合っていたのかなども評価する必要があります。

リカバリー戦略の代表的なものが、食事や睡眠、自由時間(プライベート・家族・仕事)、入浴などがあげられます。

もちろん、リカバリー戦略にはアクティブレストのような運動も含まれていますし、Long Slow Distance (LSD)トレーニングのような心肺機能トレーニングも含まれています。

パフォーマンス戦略

トレーニング→練習→試合の3つの段階にはそれぞれ移行期があります。

トレーニングの効果が合っても、まだ練習には反映されていない時期や、練習で出来ても試合ではまだ発揮できていない時期に当たります。

また、トレーニング効果があったとしても、そもそもそれが練習や試合には移行できないトレーニング効果なのかもしれません。

練習内容や練習への選手の考え、試合への入り方などもここに含まれています。

また、体力が十分に合ったとしても、そもそも走らされすぎているような場合もあります。

走らされすぎている場合であれば、それがどのような原因なのかを探る必要があります。

認知戦略

これは、パフォーマンス戦略の1つに含まれていますが、日本に帰国してから5年目を向かえていますが、日本での活動を通して、日本人選手の多くがここに課題を持っていると感じているので、あえてパフォーマンス戦略から出して、3つのカテゴリーにしました。

心肺機能や筋力、パワーなどの体力要因の他に私は血液量、血液の流れにもしっかりと目を向ける必要があると感じています。

血液量に対する1つのアプローチとして認知戦略が大切だと考えています。

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