指導者の立場の人が頭に入れておきたいパターナリズム

こんにちは、テニスパフォーマンスディレクターの陣内です。

スポーツ現場に限らず指導者や立場が高い人に頭に入れておいて欲しいと思うのがパターナリズムになりますが、正直、私はこれを知ったのは、アメリカの大学院でEvidence-Based Practiceの授業になります。

パターナリズムとは?

パターナリズムは英語で書くと、Paternalismになりますが、日本語では家族主義、父権主義、温情主義などと言われています。

パターナリズムという単語は、教育や政治、労働の場面で使われている言葉になります。

パターナリズムとは、

強い立場にある者が、弱い立場にある人の意思を問わずに、本人の利益になるとして介入・干渉・支援することと定義されています。

強い立場の人は、

  • より知識があり
  • より経験があり
  • より長期的な視点があるとされています。

弱い立場の人が知識や経験などが不足し、強い立場の人にとっては合理的な判断をしなかった場合には、パターナリズムが起こりやすいと言われています。

これは、指導者側の立場の人が生徒側の立場の人に説明を十分にした場合にも、合理的な判断をしていないと感じる場合も含まれます。

合理的な判断をしていない、非合理的な判断であり、本人の利益とならないとして、合理的な選択肢を選択することは、本人の意思を問わずに介入・干渉・支援することとなり、パターナリズムになってしまいます。

したがって、指導者の立場の人にとって、非合理的な判断だとしても、この生徒側の立場の人の判断や選択をリスペクトしなければなりません。

このような場合には、パターナリズムしないようにとことん指導者側の立場の人と生徒側の立場の人のコミュニケーションがとても重要になると思います。

そして、ここで大切になるのがShared Decision Makingという医療現場での考え方だと思っています。

Shared Decision Makingとは、日本語では患者と医療者の協働意思決定になります。

相手のためだと考えて、相手の意思決定を尊重せずにパターナリズムすることを避け、いかにコミュニケーションをとりながら、協働意思決定をする関係性を構築することが大切だと思います。

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